しずおかしのねこよけめかご
静岡市の猫除け目籠
国内
未確認生物
- どんな話か
- 猫は狐の親戚とされ狐と仲良く遊ぶといわれる一方、遺体の顔に目籠をかぶせて猫の魔性を避ける葬送の習俗も伝わる。
- 細部
- 静岡市清水区の両河内村では、猫は狐のおばさんにあたる存在だといわれ、飼い猫がはしゃぎ回っているときは狐が遊びに来ているしるしだとされていた。病人に取り憑いた狐と家の飼い猫は仲が良く、障子を隔てて戯れ合う様子が見られるといい、これが端から見ると狐憑きの症状のように映るのだという。一方、葵区に伝わる葬送の習俗では、亡くなった人を送り出す直前まで、遺体の顔に目籠をかぶせておく決まりがあった。平野の地区では芋を洗うための籠を代わりに用いたといい、いずれも猫の持つ魔性に取り憑かれることを防ぐための習わしだとされている。
- 広まり方
- 1955年の『民俗採訪』に載った國學院大學民俗学研究会「静岡県庵原郡両河内村」、および1993年刊『静岡県史 資料編24 民俗2』所収、竹折直吉「悪霊と妖怪」に記録がある。
- 地域
- 静岡県静岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ