ねこまた
猫股
国内
未確認生物
- どんな話か
- 猫は一貫目を超えて年を経ると山にこもって修行し、猫股となって家の者を狙うようになるという新富町の言い伝えである。
- 細部
- 体重が一貫目を超えるほど育った猫は山へ入って修行するとされ、松の切り株で眠って毛に松脂をつけ、砂地に寝て毛を硬くすることで矢や鉄砲の弾も通さない体になるという。一年、二年、あるいは七年ほど経って里へ戻ると尾の先が二股に分かれた猫股になっており、飼い主の家族を狙うようになると恐れられた。赤みがかった毛色の牡猫は、とりわけ猫股へ変じやすいと言われた。子猫が生まれた家では、それ以上大きく育たないようにとの願いを込めて、生まれた子猫を枡の中に入れるまじないをする習慣があったという。
- 広まり方
- 1992年刊『宮崎県史 資料編 民俗2』所収、矢口裕康「民話と風土」に記録がある。
- 地域
- 宮崎県新富町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ