さくのころもをかりるぶちねこ
佐久の衣を借りる斑猫
国内
未確認生物
- どんな話か
- 寺の斑猫が毎夜住職の衣を借りて狸や狢と問答し、正体を見られると去って山芋を残した。
- 細部
- 梅渓院という寺に一匹の斑猫が住んでいた。この猫は夜ごと住職の衣を借り受け、それをまとって狸や狢を相手に問答を交わしていたという。あるとき住職がその場を目にして、ご苦労だったなと声をかけた。すると猫はそれきり行方をくらませてしまう。数日後、恩に報いるつもりだろうか、山芋が置かれていたと伝えられる。異能を見咎められた獣が姿を消し、去り際に礼を残すという型で、猫が僧の真似事をしている点に寺の猫らしさがある。
- 広まり方
- 1931年の『民俗学』に載った小泉清見の「長野県伝説集」に記録がある。
- 地域
- 長野県佐久市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ