おまえざきしのねことばけねずみのしとう
御前崎市の猫と化け鼠の死闘
国内
未確認生物
- どんな話か
- 僧に助けられた寺の猫が、旅の僧に化けた大鼠の企みを見抜き、隣家の猫と共に天井裏で相討ちになった話。
- 細部
- 遠江国蓁原郡御前崎の西林院で、僧に助けられた一匹の猫が寺に住み着いた。ある日、寺男が縁側で昼寝をしていると、傍らにいたその猫のもとへ隣家の猫がやってきて、伊勢参りに一緒に行こうと誘った。しかし寺の猫は、住職の身に危険が迫っているからと言ってこれを断る。うとうとしながらその会話を耳にした寺男は妙な胸騒ぎを覚えたが、日が暮れてから天井裏で激しい物音が響いた。四、五日前から寺に逗留していた旅の雲水はその騒ぎにも一向に起きてこない。翌朝天井裏を検めると、寺の猫と隣家の猫が血を流して倒れており、そのそばには雲水の衣をまとった大きな鼠が瀕死の状態で見つかったという。
- 広まり方
- 1975年刊『日本随筆大成第一期』所収、佐々木貞高「閑窓瑣談」による。
- 地域
- 静岡県御前崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ