おおまちのせっぽうするてらねこ
大町の説法する寺猫
国内
未確認生物
- どんな話か
- 住職の衣を着て山で猫たちに説法していた寺猫が、露見して姿を消し、恩返しに寺へ霊験を残した話。
- 細部
- 法蔵寺の住職は、掛けておいた衣がひとりでに動くのを不審に思って様子をうかがった。すると飼い猫が衣をまとって山へ入り、集めた猫たちに向かって説教をしていた。住職は素知らぬふりを通したが、気づかれたと悟った猫はそのまま姿を消してしまう。猫は恩返しとして、葬儀の日にどれほど荒天になっても住職がその衣を着て出向けば式を無事に営めるようにし、以後この寺の檀家は増えていったという。荒天に困る家へ現れて寺を教えた旅の僧の話も、同じ筋の一部として語られる。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』の昔話、動物昔話の猫檀家の項に三話が続けて採られている。
- 地域
- 長野県大町市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ