みずかみのねこにたくすあだうち
水上の猫に託す仇討ち
国内
未確認生物
- どんな話か
- 無実の罪で切腹させられた僧を恨んだ妾が猫に仇討ちを託して自害し、以後相良家に怪異が続いたという。
- 細部
- 球磨郡水上村に伝わる話。イエイヨホウインという僧侶が謀反の疑いをかけられて切腹を命じられたが、実際には身に覚えのないことであった。彼の妾のひとりはこの仕打ちを深く恨みに思い、飼っていた猫に向かって「仇はとっておくれ」と言い残し、その猫を抱いたまま自ら命を絶ったという。切腹を命じたのは相良侯であったが、その屋敷ではやがて説明のつかない出来事がたびたび起こるようになり、これを鎮めるために猫を祀る寺が建てられたと伝えられている。
- 広まり方
- 1976年の『伝承文化』所収の「熊本県人吉市調査報告」に記録がある。
- 地域
- 熊本県水上村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ