ねこ
猫
国内
未確認生物
- どんな話か
- 本行院で子猫の変化を密告した男が猫に取り憑かれ落命した話と、絵師が涅槃図に猫を描き加えた話を伝える。
- 細部
- 本行院に出入りしていた甚平という男が、そこで飼われていた3匹の子猫が人の女に姿を変えているところをたまたま目撃してしまう。驚いた甚平がこれを寺の和尚に告げ口すると、和尚は3匹の猫をまとめて寺から追い出してしまった。ところがその後、甚平自身が猫にとり憑かれたように体調を崩し、そのまま病の末に亡くなってしまったという。もう一つは、絵師として知られた兆殿司が大涅槃像を描いていたときの話で、1匹の猫が絵の具をくわえてそばへやって来る様子を不憫に思い、描いていた絵の中に猫の姿を加えてやったところ、その像は猫を描き込んだ珍しい涅槃図として伝わっているという。
- 広まり方
- 『郷土研究上方』1933年掲載、江馬務「妖怪変化ものがたり」、および『旅と伝説』1934年掲載、川崎巨泉「人魚洞漫筆(六)」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ