かつやまのねこがあやつるししゃのて
かつやまの猫が操る死者の手
国内
未確認生物
- どんな話か
- 納棺の際に死者が手を上げて蓋を拒むので調べると、梯子段にいた猫が手を動かしていたとわかったという。
- 細部
- 勝山市に伝わる話で、亡くなった人を棺に納めて蓋をしめようとしたところ、死者のはずの手がすっと持ち上がって、どうしても蓋を閉めさせてくれなかった。不審に思って手を取ってみたが、冷えきったままで生きている感触はまるでない。おかしいと思って周りを見回すと、梯子段のところに一匹の猫がうずくまっており、実はこの猫が死者の手を操って蓋を拒ませていたことがわかった。すぐさま猫を追い払うと、その後は何事もなく無事に蓋を閉めることができたという。
- 広まり方
- 1944年の『民間伝承』所収、石畝弘之「生と死のイゲ」に記録がある。
- 地域
- 福井県勝山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ