ほとけへかまをのせるまよけ
仏へ鎌をのせる魔よけ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 亡骸の胸元に鎌を置くのは、猫や魔物が上を歩くと仏が起き上がって歩き出すのを防ぐためだという。
- 細部
- 北杜市の長坂町や大泉町では、亡くなった人を安置する際、その胸元に鎌をのせる習わしがあった。これは、猫や得体の知れない魔物が亡骸の上を歩くと、仏が起き上がって歩き出してしまうと考えられていたためだという。鋭利な鎌を置くことで、そうした動物や魔物が近づき、上を通ることを防ぐ意味があったと考えられる。葬送にまつわる数ある禁忌の中でも、猫という身近な動物を名指しした点が特徴的である。
- 広まり方
- 1993年の『甲斐路』に影山正美が記した「北巨摩地方の葬送習俗」に収められている。
- 地域
- 山梨県北杜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ