ねこ
猫
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 猫を殺すと祟りやネモを招くとされ、産湯を猫になめられた子が足を悪くした例も伝わる氷見市の言い伝え。
- 細部
- 氷見市には猫にまつわる祟りの話がいくつか伝わっている。猫の命を奪うとその報いを受けると恐れられ、殺した者には祟りが及ぶといい、また同じように命を絶たれた猫が「ネモ」と呼ばれる災いをもたらすとも語られた。亡骸となった死者のそばに猫を近づけてはならないともいい、もし猫が遺体を舐めてしまうと、猫自身が飛び跳ねるという異変が起きたと伝えられている。昭和のはじめごろ、生まれたばかりの赤子に産湯を使わせたのち、その湯を屋外へ捨てたところをたまたま猫が舐めてしまったという。それが災いしたものか、その子は成長しても片脚を思うように動かせず、生涯不自由な歩き方を強いられたと伝えられている。
- 広まり方
- 1942年の『旅と伝説』所収、奥田慶信「射水の俗信」(二)、および1973年の『富山県史 民俗編』所収、伊藤曙覧「産育」に記録がある。
- 地域
- 富山県氷見市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ