ならずのかね
ならずの鐘
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 土器町で急を知らせるため鋳直された鐘は人柱にされた子の犠牲の上にでき、その音に村の子らが泣き出したため地中に埋められた。
- 細部
- 丸亀市土器町では、非常事態を村中に知らせるための鐘が備えられていたが、もとの鐘は音色が悪く遠方にはまるで届かなかった。そこで鋳直しが計画されたとき、ある男が子供を人柱に立てることを口にしてしまう。当時は言い出した者の子が人柱に立つのが習わしだったため、その男自身の子供が犠牲にされることになった。こうして完成した鐘だったが、いざ鳴らしてみると村の子供たちが一斉に泣き出したという。恐れをなした村人たちはついにこの鐘を地中に埋めてしまったと伝えられている。
- 広まり方
- 1940年の『旅と伝説』に荒井とみ三が描いた「讃岐伝説画集 其の二」に載る。
- 地域
- 香川県丸亀市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ