なんがくぼう
南覚坊
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 処刑された行者の祟りが疑われ、下役の家の芋に咲く花が南覚花と呼ばれ忌まれた。
- 細部
- 真言の秘術を操るという行者が村へ来て、その不思議な力ゆえに首を刎ねられた。同じ年、村には病が広がり飢饉にも見舞われたため、これは殺された行者の祟りだと囁かれた。法蔵寺で丁重に弔ったものの、翌年から首を落とした下役の家では、甘薯の芋に朝顔のような花が咲くようになり、その家が富み栄えることは二度となかったという。村人はこの花を南覚花と呼び、不吉なものとして忌んだ。
- 広まり方
- 1931年の『旅と伝説』所収、小寺融吉「植物の由来についての伝説」に記録がある。
- 地域
- 滋賀県甲賀市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ