ななそでのたたり
ナナソデの祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 山伏の祟りはナナソデの祟りと呼ばれ、殺害した本人より犯人へ道を教えた者に祟るという伝承。
- 細部
- 静岡市清水区に伝わる言い伝えによれば、山伏を殺めた者にまつわる祟りはナナソデの祟りと呼ばれている。この祟りの特異な点は、直接手を下して山伏を殺した者よりも、犯人に逃げ道や居場所を教えて手引きをした者のほうに強く祟りが及ぶとされていることである。実行者よりも協力者・案内役に災いが集中するという発想は、殺害そのものだけでなく、周囲でそれを助けた人間の責任までも問う民俗的な倫理観を映していると考えられる。山中で人知れず起きた出来事に対し、村人たちが目に見えない報いの構造を語り伝えてきた一例といえる。
- 広まり方
- 1955年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による静岡県庵原郡両河内村調査の記録に基づく。
- 地域
- 静岡県静岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ