なきひと
亡き人
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 死者の行く日金山へ三年間彼岸参りをすると、道中の石仏や通行人に亡き人の面影を見るという話。
- 細部
- 伊豆市では、亡くなった人は日金山へ向かうとされ、遺族は彼岸のたびに三年のあいだこの山へ登る習わしがあったという。山道の途中に置かれた石仏や、すれ違う見知らぬ通行人の中に、亡くなった当人によく似た顔を見かけることがあるとも語られている。決まった年数だけ山へ通うことで死者を偲び、道中で思いがけずその面影に出会うという体験が、この地の弔いの形として伝わっている。
- 広まり方
- 1989年刊『静岡県史 資料編23 民俗1』所収、木村博「他界観の変遷」に記録がある。
- 地域
- 静岡県伊豆市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ