さいきのながれぼとけをむかえるもんどう
佐伯の流れ仏を迎える問答
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 流れ仏に出会ったときは、決まった問答を交わしてから船に乗せ降ろしする作法があり、誤ると悪い結果を招くという。
- 細部
- 海上で水死者、いわゆる流れ仏に行き合ったときには、決まった手順に従わねばならないとされる。まず船首側にいる者が死者に向かって「漁をさせるか」と問いかけ、それを受けて船尾側の者が「漁をさせるぞ」と答える。続けて船首側の者が「漁をさせるなら助けてやろう」と告げてから、トリカジの側より遺体を船に引き上げる。下ろすときは反対のオモカジ側からと決まっている。この一連のやり取りを省き、無言のまま乗せてしまったり、そもそも見て見ぬふりをして通り過ぎたりすると、良くないことが起こるとされている。
- 広まり方
- 1937年の『民間伝承』所収、松永美吉「流れ仏」に記録がある。
- 地域
- 大分県佐伯市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ