いわきのながれぼとけとりょうのめぐみ
いわきの流れ仏と漁の恵み
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 水死人を流れ仏と呼び、おもかじの方から引き上げて仏にしてやると告げると、その船には漁があるという。
- 細部
- 海で亡くなった水死人のことを流れ仏と呼ぶ。死体を海から引き上げる際には、船の右舷にあたるおもかじの方から行うのが決まりで、「仏にしてやるから漁をさせろ」と言葉をかけながら引き上げるという。このように水死人を丁重に弔った船には、確かに漁があるものだと信じられていた。死者を弔う行為と漁の恵みを交換条件のように結びつける、漁村ならではの死生観が表れている。
- 広まり方
- 1964年刊『福島県史 第23巻 民俗1』所収、和田文夫による平市薄磯漁村民俗誌の信仰と船の禁忌の項による。
- 地域
- 福島県いわき市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ