なぶたぶ
ナブタブ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 機織り中に眠くなると美男に化けたアカマタが現れ娘を惑わし、糸を頼りに追うと頭に針の刺さった大蛇が洞穴にいたという。
- 細部
- 名護市の豪農の家に十八歳になる娘がいた。娘が機織りをしていると、決まって午後三時ごろにうとうとと眠気に襲われ、気づくと美男に化けたアカマタがにこやかに傍らに立っている。これが度重なるうちに、娘は次第にその男に心を寄せるようになっていった。異変に気づいた母親は娘に針を持たせ、男が現れた折にそれを刺すよう仕向ける。すると男の姿はかき消え、母親が残された糸をたどっていくと森の中のガジマルの洞穴にたどり着いた。穴の中には、頭に針の刺さった大蛇がとぐろを巻いていたという。この一件のあと、豪農の家はやがて没落してしまったと伝えられている。
- 広まり方
- 1973年の『フォクロア』に掲載された堀田吉雄「南島採訪ノート(二)」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県名護市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ