むそろくぶ
六十六部
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 六十六部を殺し黄金の鶏と蚊帳を奪った庄屋の家に凶事が続き、主人はついに墓を建てて弔ったという話。
- 細部
- ある年の暮れ、川の淵のほとりで庄屋が前の晩に泊めてやった六十六部を殺し、秘蔵していた黄金の鶏と不思議な蚊帳を奪い取った。血にまみれた六部の片足は川へと滑り落ちていったという。その後、庄屋の家で下男が餅をついていると、天井から血みどろの足がぶら下がり、一羽の黄金の鶏が現れて搗いた米を残らず食い尽くしてしまった。片足と鶏はやがて六部の笑い声とともにどこかへ消えたが、その後も庄屋の家には災いが相次いだため、当主はついに墓を建てて六部の霊を弔ったという。
- 広まり方
- 1919年の『民族と歴史』所収、吉本茂樹「六十六部の祟り」に記録がある。
- 地域
- 徳島県阿南市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ