むしばのまじない
虫歯のまじない
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 歯が痛むとき、霜枯れた竹には虫がいないと詠み込んだ長い文句を唱えた。
- 細部
- 上直瀬に伝わる歯痛の唱えごとは、季節の移ろいを順に追っていく歌の形を取る。秋風が冬の初めに吹くと述べ、秋が過ぎて冬に入り、下葉が枯れ霜に打たれた竹には虫の子一匹いないのだと言い立てる。最後に真言のアビラウンケンソワカで結ぶ。歯を蝕むものを虫と捉えたうえで、冬枯れの情景を持ち出して虫の不在を宣言するという、言葉によって痛みの原因を消し去る構成になっている。
- 広まり方
- 1960年刊の『あゆみ―ふるさとの民俗―』所収、森正史監修による上直瀬(旧川瀬村)の民俗調査に記録がある。
- 地域
- 愛媛県久万高原町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ