いといがわのやまいをなおすしらみにたむし
糸魚川の病を治す虱似の蟲
国内
未確認生物
- どんな話か
- 首が腫れて発熱した漁師の傷口から虱に似た蟲があふれ出て、それをきっかけに病が治ったという糸魚川城下の話。
- 細部
- 糸魚川城下にいた40歳ほどの漁師が、あるとき首が太く腫れ上がり、やがて全身が発熱するという病に見舞われた。見かねた妻がその腫れた部分の傷口を掻いてやったところ、中から無数の蟲があふれ出してきたのだという。この蟲は、もし病人の体に取りついてしまうと、たちまち皮膚と肉の間に潜り込んで見えなくなってしまうとも言われている。姿かたちは虱によく似ていたそうだが、これが出てきたことで漁師の病はすっかり治ったのだと伝えられている。
- 広まり方
- 1980年刊『続日本随筆大成』所収、橘南谿「黄華堂医話」に記録がある。
- 地域
- 新潟県糸魚川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ