むぬのまち
ムヌの火
国内
未確認生物
- どんな話か
- 工事現場での落石死や、母親の後を追ってきて岸壁で小さくなった灯火など、死の前触れとされるムヌの火の話が伝わる。
- 細部
- 与論町では、ムヌの火と呼ばれる不思議な灯火の話が語り継がれている。ある工事現場で監督をしていた祖父が、つるはしで石を叩いて落石の有無を確かめていた人夫に危ないと声をかけたが、持ち場に戻った直後に石が落ち、人夫は下敷きになって命を落とした。この出来事の前に、カンテラを提げて現場へ向かう人影が見えたという話も伝わっている。もう一つの話では、母親がカーウンローという場所の近くを歩いていたとき、カンテラのような灯りが急に大きく広がって後を追いかけてきたが、その場所まで来ると再び小さくなり、岸壁の端にいた白鷺のような鳥が飛び去ったという。
- 広まり方
- 1961年の『奄美民俗』に掲載された田畑英勝「昔話二題」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県与論町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ