むぬ
ムヌ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 重病人の耳元に現れて何かを持ち去るムヌを家人が追って取り返すと病人が蘇生し、浜辺で拾い食いする人影も同じ類とされる。
- 細部
- 与論町では、ムヌと呼ばれる正体不明のものが重病人に近づく話が伝わる。ある家で病人が寝ている天井から何かが降りてきて、耳元に口を寄せたのち、何かを持って出て行こうとした。家人が後を追い、持ち去られかけていたミンヌクヮを取り戻し、鶏の鳴き真似をすると、それは青い火となって消え失せたという。取り戻したものを病人の耳に入れると、病人は息を吹き返した。また別の話では、浜の近くで人ほどの背丈のものが何かを拾って食べながら歩いていたが、父親が農具のプサバタを打ち鳴らすと影のように消えたといい、これはイシャトゥの仕業だろうと語られている。
- 広まり方
- 1961年の『奄美民俗』に掲載された田畑英勝「昔話二題」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県与論町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ