むねあげびな
棟上雛
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 工事の窮地を救った娘を恥じて殺した工匠の建物には必ず変事が起き、雛人形を納めて怪異を鎮めたという由来。
- 細部
- その昔、飛騨から来た工匠が大きな普請の仕事で行き詰まり、頭を抱えていたところに、一人の娘が知恵を授けてくれたおかげで建物は無事に完成した。ところがこの工匠は、他人の助言に頼ったことを恥として、その娘を殺してしまう。それ以来、この工匠が手がける建物には決まって不吉な出来事が起こるようになったのだという。困り果てた末に、棟上げの儀式の際、娘をかたどった人形を建物に納めるようにしたところ、ようやく怪異はやんだと伝えられている。これが棟上雛と呼ばれる人形の由来である。
- 広まり方
- 1973年刊『民間伝承』所収、片倉信光「お七夜雛,閑所雛,棟上雛」に記録がある。
- 地域
- 宮城県白石市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ