むめいつか
無名塚
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 敦賀市にある塚は弘法大師の箸が根付いた木、または神功皇后の遠征で没した人々の墓とされ、触れると腹痛で死ぬという。
- 細部
- 敦賀市には由来を異にする二つの伝えを持つ塚がある。一説では、諸国を巡っていた弘法大師がこの地で昼食をとった際、タモの木で作った箸を土に挿しておいたところ、それが根付いて成長し、やがて大きな塚になったのだという。もう一説では、神功皇后が三韓へ遠征した折に海を渡り、その途上で命を落とした者たちを葬った墓であるとも伝えられる。由来はどちらであれ、この塚に鍬や鎌などの刃物を突き立てたり、足を踏み入れたりすると激しい腹痛に襲われて死んでしまうと恐れられ、地元では触れてはならない場所とされてきた。
- 広まり方
- 1993年の『えちぜんわかさ』所収、荒谷捨松の「敦賀市山の伝説」に記録がある。
- 地域
- 福井県敦賀市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ