むじなのたたり
ムジナの祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 気づかずムジナに小便をかけてしまったことが祟りとなり、子の死や発狂を招いたと語られる。
- 細部
- ある家では子どもが立て続けに早くに亡くなり、跡継ぎにともらった二人目の養子まで命を落としてしまった。困り果てた養父母が八海山のもとへ相談に行くと、以前どこかの道端で気づかぬうちに小便をムジナにかけてしまったことがあり、そのムジナの祟りだから供養しなければならないと告げられたという。また別の話では、炭焼きの仕事をしていた男が、寝ていたムジナに誤って小便をかけてしまい、その報いを受けて気が狂れてしまったと伝わる。粗末な扱いをしたつもりがなくとも、知らぬ間にムジナを穢してしまえば重い祟りとなって返ってくるという、両者に共通する恐れが読み取れる。
- 広まり方
- 1984年刊の『新潟県史 資料編23 民俗2』所収、森谷周野による動物霊の憑霊伝承の記録に基づく。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ