ゆざわのてらかじとむじなのあな
湯沢の寺火事と貉の穴
国内
未確認生物
- どんな話か
- 湯沢町の田んぼの中の寺が雪の晩に燃えているように見えたが、近づくと何事もなく、貉の仕業と恐れられた。
- 細部
- 湯沢町の中里駅から駅前の広い道を進み、途中で小さな道へ折れると、田んぼの中に小さな寺が建っている。ある雪の降る晩、この寺が火事になっていると騒ぎになり、驚いた村人たちが総出で駆けつけた。ところが実際に近づいてみると、焼け落ちかけていたはずの寺は何事もなかったかのようにそのまま建っており、火の気配すらなかった。不審に思った村人が翌朝あたりを調べると、寺の近くに大きな穴が見つかり、これが「貉の穴」と呼ばれるようになった。以来、村では寺の火事騒ぎもこの貉の仕業だったとして恐れられている。
- 広まり方
- 1935年の『旅と伝説』所収、山野旅四郎「冬の夜噺」に記録がある。
- 地域
- 新潟県湯沢町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ