よこはまのつきにばけるむじな
横浜の月に化けるムジナ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 木の枝に丸い光を灯し、雨夜には月に化けて輝いたという胸に白い十字を持つ獣。
- 細部
- 二俣川町の農家に伝わる話。かつては狐とこの獣が人を惑わしたという。語り手の祖母は、枝先にぼうっと丸い光が浮かぶのを見たと語り、また雨の降る晩に空へ煌々と輝く月が出ているのを不審に思えば、それがこの獣の化けたものだったともいう。見分ける手がかりとして、身体に白い十字の紋があると伝えられた。狐と並ぶ化かし手として扱われつつ、火を灯す、天体に化けるという派手な芸を担っており、雨夜の月という季節外れの光景が怪しさの決め手になっている。
- 広まり方
- 『民俗』1954年掲載、和田正洲の報告「横浜在郷農家の伝承」に聞き書きとして残る。
- 地域
- 神奈川県横浜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ