しもすわのみえないむじな
下諏訪の見えない狢
国内
未確認生物
- どんな話か
- 石が突き抜ける小僧、誰もいない戸口の声、砂を投げる姿なき何者かとして語られた狢。
- 細部
- 夜明け前の氷の張った池で子供たちがスケートをしていると、十三、四ほどに見える小僧がいつの間にか立っていた。声をかけても答えず、小石を投げると体を素通りして石垣に当たり、大きな石を投げつけた拍子に姿が消えたという。別の晩には九時ごろに土間の戸が開いて郵便と呼ばわる声がしたが人影はなく、帰ろうとした子は庭のすべてが玉のような色に光って見えたと叫んだ。毎朝田の水を見に行くと砂を投げつけられるという老人に付いて三日通っても、その姿だけは見えなかった。
- 広まり方
- 1933年の『郷土研究』所収、有賀恭一による信州諏訪の狸と狢についての報告に採録されている。
- 地域
- 長野県下諏訪町
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ