さがみはらのえいがをまねるむじな
相模原の映画を真似るムジナ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 集落の広場で映画を映していると、画面の人物の声色をなぞって呼びかけてきたという獣。
- 細部
- 村の庭先で映画の上映があったとき、上映中の作品に出てくる人の声をそっくり真似る何かがいた。声の主を突き止めようと人が探し回ると、ぴたりと黙ってしまう。諦めて席に戻ると、また同じように始まる。おいおいと呼ぶ声は人が誰かを呼ぶときの調子によく似ていたという。近代の娯楽である映画の場に古い獣の物真似譚が結び付いており、新しい音の環境の中でも同じ型の怪異が語られ続けたことが分かる。
- 広まり方
- 1981年の『昔話―研究と資料―』所収、平本明子「津久井の口承文芸(下)」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県相模原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ