むじな
むぢな
国内
未確認生物
- どんな話か
- 佐渡のむじなは炭焼きの前で娘に化けて眠り込んで火に落とされたり、夜道で悪さをしたりする話が伝わっている。
- 細部
炭焼きをしていた男のもとへ、若くきれいな娘が沢で前掛けを濡らしたので火にあてさせてほしいと頼んできた。あぶらせてやると娘はうとうと居眠りを始めたので、男は火の中へ突き飛ばしたところ、その正体は大きなむじなであったという。また、商いの帰りに日が暮れた魚売りの女のそばへ若い男が現れて連れ立って歩いていると、体に触れてくるものがあり、気づけば男の姿は消えていた。むじなの仕業と思い持っていた串柿を投げつけたところ、帰宅すると柿はすべて無くなっていたという。
小木の近くの山では夜になるとカチカチと矢じりをこしらえる音がし、これはむじなが萱の葉先に矢じりをつけて打つ音だといい、この矢じりを拾ってタノモシ講へ持っていくと当たりが出るとも語られる。ほかにも、むじなが砂や小豆を撒くいたずらをするという話も伝わっている。
- 広まり方
- 1930年の『旅と伝説』所収、青柳秀夫「佐渡のむぢな」に記録がある。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ