さどしのなあごむじないたずら
佐渡市のナアゴむじないたずら
国内
未確認生物
- どんな話か
- ナアゴのむじなはいたずら好きで、人を化かして帽子や身なりを奪ったり、産婆や祭りの帰りに化けて現れたりしたという。
- 細部
- 佐渡にはむじなにまつわる話がいくつも伝わっている。ナアゴという岩場に出るむじなは特にいたずら好きで、通行人のふんどしや腰巻を器用に外してしまったという。入野神社の松林では、医者がむじなに化かされて帽子を取られたこともあった。また山伏が「代より」と呼ばれる役に唱えごとをすると、目に見えないむじなが憑いて言葉を発し、その言葉はよく当たるとされ、これは普通のむじなと区別して「じゅうにさん」と呼ばれ、地神として祀る家も多かった。ほかにも、美しい女に化けたむじなが産婆を頼んで礼金を渡し、あとで見ると木の葉に変わっていた話や、祭りでもらった食べ物を誰かに後をつけられて奪われる話も伝わっている。
- 広まり方
- 1975年の『季刊民話』、1977年の『西郊民俗』、1988年の『高志路』に、児玉宗栄「外海府物語その2」、大島建彦「ムジナの神」、高橋郁子「むじなの話」としてそれぞれ記録がある。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ