おぢやのそうれつをみせるむじな
小千谷の葬列を見せる狢
国内
未確認生物
- どんな話か
- 火事の幻覚で退治を妨げ、葬列の幻を見せて棺の中に青入道を仕込むなど、小千谷市に伝わる人を欺く狢の怪異譚。
- 細部
- 小千谷市には、人を欺く狢にまつわる話がいくつも伝わっている。かつてこの地の狢退治を会津藩に依頼した訴状が今も残されているほどで、狢はただ退治される存在ではなく、火事が起きたかのような幻覚を見せて退治しようとする者たちの邪魔をすることもあったという。また別の話では、葬列そのものの幻を見せる狢がいたと語られる。若い衆がその偽の葬式行列に出くわしてしまうと、その場から動けなくなり、思わず棺桶を開けてみると、中には青入道が座っていたという。この幻を見た若い衆はそれから病を患い、ついには命を落としてしまったと伝わっている。
- 広まり方
- いずれも『高志路』(1961年)掲載の高橋実「真人貉」に記録がある。
- 地域
- 新潟県小千谷市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ