にいがたしのかちくをおそわぬむじな
新潟市の家畜を襲わぬ狢
国内
未確認生物
- どんな話か
- 佐藤家の敷地に棲みついた狢の親子が決まった穴から出入りして鳥を獲る一方、家畜には手を出さなかった話。
- 細部
- 佐藤という家の敷地には、狢の親子が長らく棲みついていたという。この狢たちはいつも決まった同じ穴の口から出入りしており、そこから外に出ては鳥などの小さな獲物を捕らえて暮らしていたと伝えられる。ただし面白いことに、すぐそばで飼われていた家畜にはまったく手を出すことがなかったといい、佐藤家の人々もこの狢を特に追い払うでもなく、いわば黙認するような形でともに暮らしていたようである。害獣として恐れられるのではなく、一定の距離を保ちながら人家の近くに棲む野生動物として穏やかに語られている点が印象的な話である。
- 広まり方
- 『常民』1983年掲載、中央大学民俗研究会「新潟県豊栄市(内沼・新鼻・新鼻甲地区)調査報告書」に記録がある。
- 地域
- 新潟県新潟市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ