よみちでひとをばかすむじな
夜道で人を化かすムジナ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 川向こうの親子をはじめ町内各地に現れるムジナは、夜道で砂をかけたり声で惑わせたりして人を化かすと数多く語られている。
- 細部
- 長柄町にはムジナにまつわる話が十六件も伝わっており、姿形は子犬ほどの大きさで赤茶けた毛並み、太く長い尻尾に丸い顔をしており、山中のトンネルや穴ぐらに棲むという。夜道を歩く人に上から砂をザーザーと浴びせかけたり、後ろから呼びかける声を出して振り向かせたり、月が出ていない夜なのに月夜だと思い込ませたりと、さまざまな手口で人を化かしたと語られる。家の中に忍び込んで油を舐めたり、赤ん坊に化けて人に抱かせたりする話もあり、正体に気づかれると化かすのをやめるとも伝わる。ムジナが人の知覚そのものを狂わせる存在として広く語り継がれてきたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1972年刊『長柄町の民俗』所収、東洋大学民俗研究会による口承文芸の記録に見える、十六件にのぼる伝承という。
- 地域
- 千葉県長柄町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ