まつもとのかわれたむじなとよるのかいおん
松本の飼われた貉と夜の怪音
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山で貉の子を捕らえて飼った家の周りで、夜ごと砂を引きずるような音が鳴り続けたという。
- 細部
- ある人が山から狢の子を何匹か持ち帰り、家で飼うことにした。するとその晩から、皆が寝静まるころになって家の周囲で音が始まった。石油缶に砂を詰めて引きずるような、重く耳障りな響きだったという。外へ出て確かめると音はぴたりとやみ、家に入るとまた鳴りだす。おそらく親が返しに来ているのだと考え、子を元の場所へ返したところ、それきり物音は起こらなくなった。獣の子を奪う行為への報いを怪音で示す型の話である。
- 広まり方
- 1915年の『郷土研究』に載る平瀬麥雨「信州松本より」に記録がある。
- 地域
- 長野県松本市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ