かわさきのざるにばけたむじな
川崎の笊に化けたムジナ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 毎晩人の名を呼んで猟師の家の戸を叩いた獣で、打ち据えた翌朝には笊が壊れていた。
- 細部
- 昔、夜ごとにムジナが現れ、イササン、イササンと人を呼びながら、隣家の猟師の戸口を叩いたという。あまりに続くので、今夜こそ仕留めてやろうと待ち構え、戸を開けざま手当たり次第に打ち据えた。手応えはあったものの、明るくなってから確かめると、そこにあったのは無残に壊れた大きな笊だけだった。獣を捕らえたはずが道具の残骸に変わっているという結末で、化かされた側が仕返しを果たしそこねる型の話である。
- 広まり方
- 1960年の『民俗』所収、石塚兎之一「喜多見の槍かつぎ他」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県川崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ