いせはらのよみちでおくるむじな
伊勢原の夜道で送るムジナ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜道で人の後ろについて歩き、見送りを終えると林の中でがさがさと音を立てるという。
- 細部
- この土地では、狢が夜道を行く人に付き添うと言われた。姿をあらわに見せるのではなく、後ろから送るようについて来るのが特徴で、人が無事に行き着いたあとになって、林の茂みから枝葉をこするような音が立つ。その音でようやく、送っていたのが狢だったと分かるという語り口になっている。害を加えるわけではなく、暗い道での気配や物音を説明する存在として扱われており、送り狼などと同じ発想の系譜に連なる言い習わしである。
- 広まり方
- 1923年の『なら』所収、高田十郎「各地のいひならはし(其五)」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県伊勢原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ