むじな
狢
国内
未確認生物
- どんな話か
- 入間市には左京・吉左衛門という二軒の家があり、先に吉左衛門家が絶えた。残った左京家には毎夕狢が訪れていたが、爺さんが焼き石を与えて以来姿を見せなくなり、その後左京家も絶えたという。
- 細部
- 入間市にはかつて、左京、吉左衛門と呼ばれる二軒の家があった。このうち吉左衛門の家は先に絶えてしまい、残ったのは左京の家だけになった。その左京の家には、毎日夕方になると狢がやってくる習わしがあったという。ところがある日、家の爺さんが狢に焼いた石を差し出したところ、狢はその石で手を焼いてしまい、それきり姿を見せなくなった。狢が来なくなってからしばらくして、左京の家もまた絶えてしまったと語り伝えられている。二軒の家の盛衰と、家に通っていた狢との関わりを伝える話である。
- 広まり方
- 1931年刊行の雑誌『民俗学』に西角井正慶が寄稿した採訪記録による。
- 地域
- 埼玉県入間市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ