むぎのかみ
麦の神
国内
未確認生物
- どんな話か
- 麦飯を嫌って妻を離縁した長者のもとから、麦・米・金の三神が去り、女とともに新しい家へ移ったという話。
- 細部
- 長者は麦の混じった飯が気に入らず、それを炊いた妻を家から追い出してしまう。ところが追われた女を気の毒に思ったのが、麦をつかさどる神、米をつかさどる神、そして金をつかさどる神の三柱で、三神はそろって女の後を追った。女はやがて別の男に嫁ぎ、三神が味方についたおかげでその家は大きな身代を築いたと語られる。富をもたらすのは主人の裁量ではなく、粗末な食を粗末に扱わない心根の側にある、という戒めが背後に置かれている。
- 広まり方
- 1941年の『ひだびと』に載った武田明「父二峰村の民俗記」に採録されている。
- 地域
- 愛媛県久万高原町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ