むぎからにんぎょう
麦稈人形
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 田の境界をめぐる争いで無理を通した相手を滅ぼすため、麦稈で作った人形を田に埋めるまじないがあったという。
- 細部
- 田の境界について2人の間で争いが起きたとき、麦稈で作った人形を田の中に埋めておくと、道理に反した無理を押し通した側が滅びるとされていた。実際にある人物が田を買って耕作のために土を起こしたところ、以前埋められたとみられる麦稈人形が出てきたこともあったという。同様の手法は境界争いに限らず、恨みを持つ相手がいる場合にも用いられ、その人物をかたどった人形を作って1週間ほど灸をすえたのち、土の中に埋めるということも行われていたと伝わる。
- 広まり方
- 1937年の『民族学研究』所収「美濃国郡上郡牛道村阿多岐の土俗」(林魁一)に記録されている。
- 地域
- 岐阜県郡上市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ