かけがわのふるいどにうめたかね
掛川の古井戸に埋めた鐘
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 撞けば現世で富を得るが死後は無間地獄に堕ちるとされた、粟ヶ岳の観音寺に伝わる鐘の伝説。
- 細部
- 観音寺にあったというこの鐘は、一度撞くだけで現世に富をもたらす代わりに死後は無間地獄に堕ちるという評判が広まり、近隣はもとより遠方からも撞きに訪れる者が絶えなかったという。目先の利益しか考えない人々の姿を嘆いた住職が、鐘を寺の前の古井戸に投げ入れて埋めてしまったという結末が伝わる。夜泣き石や桜ヶ池の大蛇などと並び、遠州地方の七不思議(実際には十を超える異説がある)の一つに数えられている。
- 広まり方
- 「今だけ良ければ後はどうでもよい」という戒めの説話として遠州七不思議の代表格に数えられ、各種郷土資料集で紹介されている。
- 地域
- 静岡県掛川市東山(粟ヶ岳・観音寺跡)
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ