あしおのむえんぼとけ
足尾の無縁仏
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 夜遅く足尾を車で通った男が子連れの女性を乗せたが姿が消えており、その後入院したという無縁仏の怪異と、通行時の心得。
- 細部
- 一九七一年のことという。ある男が夜遅く、車で足尾のあたりを通りかかったところ、子供を連れた人が立っていたので、乗せてやることにした。しばらく走らせてからどこまで行くのか尋ねようとしたところ、車内を見るとその姿はどこにもなかったという。その後、この男は体調を崩して入院することになってしまった。これは祀られることのない無縁仏が、供養してほしくてこの世に現れたものらしいと語られている。以来、この場所を車で通るときには、窓を閉めてタバコを吸うなどして気を静めながら通り過ぎるとよいと言われている。
- 広まり方
- 1974年の『粕尾の民俗―栃木県上都賀郡粟野町旧粕尾村(下粕尾は除く)―』所収「九 口承文芸」(東洋大学民俗研究会)に記録がある。
- 地域
- 栃木県鹿沼市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ