もうもう
モウモウ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 桜江町では夕暮れ時をモウモウと呼び、親に叱られて隠れた子どもや死の知らせに一人で出向く者を、魔が隠して行方不明にすると恐れられた。
- 細部
- 桜江町では、日が暮れていく時分そのものをモウモウという名で呼びならわしていた。親から叱られた子どもがその時間帯にどこかへ身を潜めてしまうと、モウモウという魔物にさらわれて行方が知れなくなると信じられており、大人たちは「隠れてはいけない、魔に隠されてしまうから」と言い聞かせて子どもを戒めた。もっとも、このモウモウそのものの姿を実際に目にした者はいないという。さらに、人が亡くなったことを知らせに出向く際には一人で行くことが避けられ、必ず二人一組で行動する決まりになっていた。一人だけで出かけると、やはりモウモウに隠されてしまうと恐れられていたためである。
- 広まり方
- 1940年の『民間伝承』所収、森脇太一「タゴを擦る」という報告に記録されている。
- 地域
- 島根県江津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ