もしち
茂七
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 老人茂七の養子が殺人の濡れ衣で処刑された後、モシチという霊が村人に取り憑いて大酒を飲ませる騒動が続いたという。
- 細部
- 対馬市上県町に伝わる憑きものの話である。茂七という名の老人が、茂七とおもんという夫婦を養子に迎えていた。この老人がある日病を得て亡くなったのち、養子であった茂七のほうが身に覚えのない殺人の罪を着せられ、処刑されてしまう。すると間もなく、モシチと呼ばれる霊が村人たちに次々と取り憑くようになり、村中が騒然となった。生きていたころの茂七が大の酒好みだったことにちなみ、モシチが取り憑いた者は幼い子どもであっても大量に酒を飲んでしまったと伝えられる。
- 広まり方
- 1954年の『民間伝承』に載る瀬川清子「対島の憑きもの」に記録されている。
- 地域
- 長崎県対馬市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ