もりしゃんちゅ
モリシャンチュ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 入院中の夫の家に毎晩オートバイで訪れては座ったまま動かないボックワ(モリシャンチュ)を妻は語ったが、夫の退院後はその話をしなくなった。
- 細部
- ある集落に住む老夫婦のうち、夫のほうが入院することになった。留守を守る妻は集落の人々に、夜十時になると毎晩ボックワと呼ばれるものがオートバイに乗って家までやって来て、座ったまま身動きひとつせず、朝の五時ごろまで居座っていくのだと話していた。話を聞いた別の人が実際に様子を見に行ってみても、ボックワらしき姿はどこにも見当たらなかったという。モリシャンチュはケンムンと同系統の存在として語られる呼び名で、この地域ではボックワという個別の呼び方でも伝わっている。やがて夫が無事に退院すると、妻はぱったりとその話をしなくなったと伝えられている。
- 広まり方
- 1980年の『奄美民俗ノート』に掲載された里山勇廣「大和浜の媼とボツクワ」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県大和村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ