はぎのきをよりしろにするもりさま
萩の木を依り代にするモリ様
国内
未確認生物
- どんな話か
- 福栄上の集落では松やハエの木、カタ木などにモリ様という地主の霊を祀り、家や山を守る神として敬ってきた。
- 細部
- 旧福栄村上の集落には、木を依り代としてモリ様と呼ぶ地主の霊を祀る風習が複数残っている。垣村家(平蕨)では屋敷の松にモリ様を宿し、単なる地主神にとどまらず霊神としても崇めており、三年ごとに太夫を招いて幣を切り直してもらう決まりだった。半田の集落では山の中腹に生えるハエの木へ入江大明神を勧請し、これもやはりモリ様の名で呼んでいる。麦谷では山中のカタ木という木に祠を構えて祀っており、こちらも同じくモリ様と称されている。祀る木の樹種や祀り方は場所ごとに違っても、特定の木に土地の神を宿らせるという点は共通していた。
- 広まり方
- 1957年の『西郊民俗』所収、大島建彦「山口県阿武郡の信仰諸相」に記録がある。
- 地域
- 山口県萩市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ