もり
モリ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 宮崎の漁村に伝わる海の怪火で、汽船や帆船の姿を取って現れるが、灯りの向きや進み方など随所に異常な兆しを見せるという。
- 細部
- この地方でモリ、モレ、ボレなどと呼ばれる怪異は、大きな炎や光の塊として海上に現れ、遠目には汽船や帆船そのものの姿と物音を伴う。ところが近づいてよく見ると、航海灯が本来と逆向きに灯っていたり、帆船のはずが風向きを無視して進んだり、船底あたりだけがぼうっと光っていたりと、必ずどこかに人の乗る船とは思えない点が現れるという。ある晩には近くを行く漁船に近寄り、ひしゃくを貸してほしいと声をかけてきたとも伝えられ、漁師たちに恐れられた。
- 広まり方
- 1992年刊行『宮崎県史 資料編 民俗1』所収、田中熊雄による海の怪奇の報告に記されている。
- 地域
- 宮崎県宮崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ