ものをぬすんだばつ
物を盗んだ罰
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 盗みを重ねて子に口止めをした父の家で、孫の代がみな口をきけなかったと語られる。
- 細部
- 他人の持ち物を欲しがってやまない父親がいて、四、五人の子を抱えていた。よそから物を持ち帰っては、子どもたちに誰にも言うなと繰り返し言い含めていたという。ところが子らが育って孫が生まれる頃になると、どの子の子も一人残らず言葉を発することができなかったと伝えられる。盗みそのものより、口をふさがせたことに対して口を奪われるという形で報いが語られており、因果の説き方が明快な戒めの話になっている。
- 広まり方
- 1989年刊『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』第12編の世間話、どろぼうの罰の項に収める。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ