ものぐさたろう
物ぐさ太郎
国内
未確認生物
- どんな話か
- 先立たれた物ぐさ太郎が雇った働き者の早乙女と再婚するが、正体は狐で子を残して去ったという話。
- 細部
- 米沢市遠山町に伝わる話に、物ぐさ太郎と呼ばれる男の逸話がある。妻を亡くして一人で田畑を営んでいた物ぐさ太郎は、田植えの手伝いに雇った早乙女の中に、他の者の三、四人分もの仕事をこなす女がいることに気づき、やがてその女を後添えに迎えて男の子をもうけた。ところが子が三歳になったころ、この妻の本当の姿が狐であることが知れてしまい、女はどこへともなく姿を消してしまう。物ぐさ太郎は残された幼子を一人で育て上げながら農業に打ち込み、暮らしは次第に豊かになっていった。狐を母に持つこの子は八十歳を超えるまで長く生き、その子孫もまた栄えて、名の知れた大百姓の家になったと伝えられている。
- 広まり方
- 1949年の『民間伝承』所収、土橋里木「狐と農耕の昔話」に記録がある。
- 地域
- 山形県米沢市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ