もんのこしちょうじゃ
モンノコシ長者
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 信楽寺との境争いに負けて生き埋めになった長者が塚から鈴を鳴らし続け、二十一日目に一族が疫病で死んだという話。
- 細部
- ウドが森のふもと、モンノコシという場所に住んでいた長者が、信楽寺の和尚と土地の境をめぐって争いになり、負けて生き埋めにされてしまったのだという。長者は小僧たちに、自分が埋められた場所へ二十一日のあいだ毎日通うようにと言い残し、干し柿ひとつなぎを持って土の中に入っていった。塚の中からは毎日鈴の音が聞こえていたが、二十一日目の夜になると長者屋敷の塀がすべて倒れ、一族は残らず疫病で死に絶えてしまい、二十二日目にしてようやく鈴の音が止んだという。長者屋敷の跡近くには、黄金一万杯と漆一万杯が埋められているとも伝えられている。
- 広まり方
- 『宮城縣史 民俗3』(1956年)の伝説・屋敷城館の部に記録されている。
- 地域
- 宮城県大和町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ